デフバスケットボール選手との活動(小学部講義、小・中・高合同体育)

1月17日(水)にデフバスケットボール選手の篠原雅哉先生をお迎えし、授業をしていただきました。

3限目は篠原先生の紹介やデフバスケットボールについてのお話をお聞きしました。

最初は、篠原さんを目の前にし、緊張した様子の児童たちでしたが、お互いの自己紹介を通して、緊張がほぐれ、和やかな雰囲気の中でお話を聞くことができました。

お話の中でも、特に”デフリンピック”に興味深々だった児童たちは、知らない国の名前に驚いたり、見せていただいた写真の中から篠原先生を探そうとしたり、篠原先生との楽しい時間になりました。また、「外国人と仲良くなるのが憧れ」という児童もおり、バスケットボールを通して、手話や身振りで世界の人とつながる篠原先生のお話に夢が膨らむ様子でした。

ろう者としてのお話では、朝一人で起きる方法や家族とのコミュニケーション方法、仕事上の工夫など、児童たちが興味を持つ内容をお話してくださいました。児童からたくさんの質問があり、自分のことと重なる部分に共感したり、反対に驚く様子も見られました。

最後に「耳が聞こえるようになりたいと思ったことはありますか?」という児童からの率直な質問に対し、「聞こえなくてよかった。ろう者として生きてきて、聞こえる人と聞こえない人の2倍友達ができたから。」と心強い言葉をいただき、児童たちも「なるほど!」という明るい表情をみせていました。

4限目は、小学部・中学部・高等部の合同体育を行いました。

初めに全員で「島鬼ごっこ」で体を動かしました。鬼に捕まらないように必死に逃げていました。鬼は何とか捕まえようと考えながら追いかけていました。

次に「シュート練習」を行いました。
ゴールボードのどこを狙ってボールを投げるとよいか等ポイントを説明していただきました。
児童・生徒は、篠原先生から教えていただいたポイントを意識して練習に取り組みました。

最後に、各学部ごとに「試合」をしました。
小学部も中高等部も夢中になってシュートやパス、ドリブルをしていました。

最後に「とても楽しかったです」「次のデフリンピックのときにはたくさん応援をしたい」「今日教えていただいたことを体育のバスケットボールの時間に生かしていきたい」というような感想を篠原先生に伝えていました。